Granolaは音声や動画を録音・録画する?会議後に残るデータと仕組みを解説
結論から言うと、Granolaは音声や動画を録音・録画しません。会議をリアルタイムで文字起こしした後、音声データは即座に削除される仕組みです。この記事では、Granolaが会議後に保存するデータの詳細や、AIによる文字起こしと録音・録画の両方を残したい場合の代替ツールについて詳しく解説します。
結論から言うと、答えは「ノー」です。 Granolaは会議の音声や動画を保存しません。通話中に音声を拾ってリアルタイムで文字起こしを行いますが、処理が終わった音声データは即座に削除されます。そのため、会議後に残るのはGranolaが作成した文字起こしとノートのみで、後から音声を再生して聞き直すことはできません。
これは設定漏れなどではなく、意図的な仕様です。本記事では、Granolaの仕組みや実際に取得できるデータ、そして録音や録画も残したい場合の対処法について解説します。
Granolaが会議を記録する仕組み
Granolaは、MacやWindowsのデスクトップアプリとして動作します。通話中は、以下の2つのソースから音声を拾います。
- 自分のマイク音声 (文字起こしでは「Me」として表示されます)
- PCのオーディオ出力 (他の参加者の声が含まれ、文字起こしでは「Them」として表示されます)
会議にボットが参加することはありません。Granolaの文字起こしに関するドキュメントによると、「いかなる時点でも音声や動画を録音・保存することはない」と明記されています。音声は文字起こしのために一時的にキャッシュされますが、その後すぐに削除されます。また、Granolaの機能リクエストページでも、今後音声や動画の録音・録画をサポートする予定はないとされています。
PC全体のオーディオ出力をミックスして拾うため、Granolaは特定のアプリの音声だけを分離することはできません。会議中にスピーカーから流れる音は、すべて文字起こしに反映される可能性があります。
会議後にGranolaに保存されるもの
| 項目 | Granolaに保存されるか? |
|---|---|
| 音声データ | いいえ |
| 動画データ | いいえ |
| リアルタイム文字起こし | はい (閲覧・コピーのみ) |
| AIノート | はい |
| 画面共有 | Macのみ、設定をオンにすれば静止画のスクリーンショットを保存 |
| 録画データのアップロード | 非対応 |
さらに、いくつか知っておくべき注意点があります。
- 文字起こしは編集不可: テキストをコピーすることはできますが、Granolaのアプリ内で内容を修正することはできません。
- 画面のスクリーンショットはMacのみ: macOS 14以降を利用している場合、Zoom、Chrome上のGoogle Meet、Microsoft Teamsで他の参加者が共有した画面の静止画を撮影できます。これは任意の設定であり、動画として録画されるわけではありません。
- エクスポート形式はCSV: ノート、要約、文字起こしをCSV形式でメール送信できます(最大24時間に1回)。エクスポートできる音声データはありません。
- 無料プランの履歴制限: 無料のBasicプランでは、過去30日間のノートのみが表示されます。古いノートもデータとしては保持されているため、有料プランにアップグレードすれば再び閲覧できるようになります。
なぜ録音・録画がないと困るのか?
多くの会議では、テキストのノートだけで十分かもしれません。しかし、テキストだけでは不十分なケースも多々あります。
実際のニュアンスや正確な発言の確認: どんなに優秀な音声認識システムでも、人名、数字、専門用語を間違えることはあります。録音があれば、該当箇所をクリックして実際の音声を聞き直せます。しかし録音がない場合、不完全な文字起こしが会議の唯一の記録となってしまいます。
声のトーンや強調: 「それでいけそうですね」という言葉は、言い方によって意味合いが大きく変わります。営業チーム、採用担当者、リサーチャーなどは、言葉そのものよりも「どのように言ったか」を重視することがよくあります。
デモや画面共有: 製品デモ、デザインレビュー、スプレッドシートの解説などは、視覚的な情報が中心です。静止画のスクリーンショットやテキストの要約だけでは、重要な情報のほとんどが抜け落ちてしまいます。
欠席者への共有: 顧客が課題を語っている2分間の動画クリップは、箇条書きのテキストよりもはるかに説得力があります。Granolaでノートを共有した場合、表示されるのは要約だけであり、文字起こし全体を見ることもできません。
トラブル発生時の対応: 会議に遅れて参加した、マイクがミュートになっていた、文字起こしが文字化けしてしまったといったトラブルが起きた場合、元となる音声データがないため後から修正することができません。
録音・録画とAIノートの両方を残す方法
会議にボットを参加させないGranolaのアプローチは魅力的ですが、やはり録音や録画も残したいという場合は、会議そのものをキャプチャできる録画ツールの利用をおすすめします。
RecordMeetingは、ブラウザのタブから直接会議を録音・録画できるChrome拡張機能およびGoogle Meetアドオンです。
- 会議全体の動画と音声: 画面共有も動画としてしっかり録画します。
- ボットの参加は不要: 参加者リストに不審なボットが表示されることはありません。
- 幅広いツールに対応: Chromeブラウザ上で動作し、Mac、Windows、Linux、Chromebook環境のGoogle Meet、Zoom、Microsoft Teams、Webex、Slackハドルなどで利用可能です。
- 50言語以上の文字起こし、AI会議ノート、チャット機能: Proプランでは、文字起こしと録画が連動しており、テキストをクリックするだけでその発言の瞬間にジャンプできます。
- 共有リンク: 録画データと文字起こしをセットで簡単に共有できます。
- ダウンロード機能: Proプランでは、MP4動画や音声ファイルとしてダウンロード可能です。
無料プランでは、クレジットカード登録なしで1回あたり最大1時間、月に5件までの会議を録画できます。Proプランは月額15ドル(年払いの場合は月額9ドル)です。
試してみたい方は、拡張機能をインストールし、Chromeで次の会議に参加して、会議ウィンドウの「Record (録画)」をクリックするだけです。会議が終わると、すぐにダッシュボードに録画が表示されます。両ツールの詳細な比較についてはRecordMeetingとGranolaの比較をご覧いただくか、Granolaの代替ツールおすすめリストをチェックしてみてください。
よくある質問 (FAQ)
Granolaから音声データをダウンロードできますか?
いいえ。Granolaは音声を保存しないため、ダウンロードできるデータはありません。ノートと文字起こしはCSV形式でエクスポートできます。
Granolaは画面を動画として録画しますか?
いいえ。Macを利用している場合、設定をオンにすれば他の参加者が共有している画面の静止画(スクリーンショット)を撮影できますが、動画として録画することはできません。
Granolaを使用していることは他の参加者に通知されますか?
自動的に通知されることはありません。ただし、自動チャットメッセージやカメラの透かしなど、参加者に知らせるためのオプション機能が用意されています。どのツールを使用する場合でも、会議の文字起こしや録音・録画を行う際は参加者に伝え、適用される同意ルールを確認するようにしてください。通知の際に使えるフレーズについては、会議の録画に関するエチケットガイドも参考にしてください。
音声を保存しない方がプライバシーの観点で安全ですか?
保存されるデータが少ないという点では、それを好む人もいるでしょう。しかし、Granolaはすべての発言内容が含まれた文字起こしデータを保持しています。どのツールを使って記録するにしても、記録データを削除でき、誰が閲覧できるかを細かく制御できるものを選ぶことが重要です。
GranolaとRecordMeetingを一緒に使うことはできますか?
それぞれ動作する場所が異なります。GranolaはデスクトップアプリからPCの音声を拾い、RecordMeetingはChromeのタブから録画を行います。Granolaのメモ機能が気に入っている場合は、メモ用としてGranolaを使いつつ、しっかり記録を残したい会議ではRecordMeetingを併用することも可能です。まずはお使いのPCで両方が期待通りに動作するか、社内のミーティングなどでテストしてみてください。